小屋

小屋
先が冷えるので、靴下を履いたまま寝た。
朝起きると、片方の靴下が脱げていた。
脱げた靴下にプレゼントは入っていなかった。
メリークリスマス。
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山の階段

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年ほど前のある夜。
僕は家の近所の空き地に寝転がり夜空を眺めていた。
その日は「しし座流星群」の大出現とやらで、無数の流れ星が観測できとのことだった。

星に願いを。

僕は流れ行く星々に願いを叶えてもらうべく
「金」「女」「力」と3つの言葉を呪文のように唱えた。
しかし僕の願いをあざ笑うかのように、星は僕の言葉と言葉の間をすり抜けていく。
やがて僕は気がついた。
星に願っても仕方がない。
だいたい流れ星なんてのは、星の死骸だ。
それに僕は寒いし、眠かった。

起き上がり、背中とお尻にについた土を払い帰路につく。
家のドアの前で夜空に一瞥をくれ、自嘲気味に「世界平和」とつぶやいてみた。
その刹那、巨大な流れ星が閃光を放ちながら墜ちていった。

家に帰り、目覚まし時計をセットして眠った。
翌朝、目覚まし時計の音で目を覚ます。
コーヒーを飲みながらテレビで天気予報をチェックする。

そうやって日々ははじまり、そうやって日々は流れていく。
でも僕は、いつか僕の願いが叶うと本気で信じている。
PROFILE

Yoshiyuki

Author:Yoshiyuki
東京の片隅で
不器用に生きる、
少年の心を持った腰痛もち。
フィルムカメラで
(ときどきデジタルカメラ)
撮った写真と、
写真に関係あったり
なかったりもする
雑文(三文詩)を
掲載しています。
どうぞお気軽に
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